プロローグ。

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そうしたら 何故だか希望していた第2秘書として 採用が決まった。奇跡が起きたのだ。 夢なら覚めないでほしい。 これで病気がちなお母さんに 安心して入院をさせてあげられる。 残りの借金も払えるだろう。 我が家は、生活が苦しかった。 父が会社経営をしていたが失敗をして多額の借金を 残して蒸発した。 今だに行方不明のままだ。 母は、昔から身体の弱い人だったのだが 無理して働き余計に身体を悪くした。 入院させたくても入院費を払えるお金もない。 私は、必死にバイトを掛け持ちをして 生活を助けた。 大学まで奨学金でここまできた。
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