プロローグ。

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私は、立花萌(たちばな もえ) 今年の春に希望していた 香月財閥の本社に第2秘書として働くことになった。 この会社の凄いところは、 世界中のネットワークや商品、数々の会社などを 経営して全て成功させている。 日本だけではなく世界でもトップクラスの財閥だ。 こんな凄いところによく私みたいなのが 採用されたのか、今でも疑問に思う。 採用試験の時も何百人もの応募があった。 皆さんと何グループに別れて面接をしたのだが、 それぞのアピール方法は、素晴らしかった。 高学歴だったり 特技から趣味や資格など経験豊富。 どう考えても私より上の人ばかり。 私がアピールをすると言えば 必死になって修得した秘書検定のみ。 学歴も普通どころか奨学金で何とか卒業したし これと言った資格もない。 趣味は、家庭菜園と裁縫ぐらいだ。 間違いなく落ちると思っていた。 でも、お母さんのためにも必死にアピールをした。 例え笑われようが……。
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