プロローグ。

6/29
前へ
/374ページ
次へ
ちゃんとしたスーツだし、格好も真面目っぽく 見えるように気を遣ったつもりなんだが。 頭を上げて社長を見た。 香月財閥の社長は、若干26歳にして 絶大のカリスマ性と実力で 世界に活躍をしていた。 香月響夜(こうづき きょうや) しかも眉目秀麗でも有名だった。 面接の時には、一度も顔を現すこともなかったし 入社式の挨拶は、VTRのみ。 生で見るとVTRよりも 何倍もイケメンだった。 茶髪の頭に綺麗な切れ長の目。 整った顔立ち。 芸能人も顔負けしそうなぐらいだ。 こんなイケメン初めて見たかも……。 「おい、聞いているのか!?」 ハッ……いけない。 社長の容姿に見惚れていて話をまったく 聞いていなかったわ。
/374ページ

最初のコメントを投稿しよう!

472人が本棚に入れています
本棚に追加