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広川さんの理想かなり高いのか?
それとも断る口実に思いついた言葉?
確かに僕は何をしても普通だし、名前なんて高橋だし、どこにでもいる地味そうな名前だけども・・・。
「いや、これは全国の高橋さんを敵にまわすな・・・。」
振られたことにも関わらず、そんな馬鹿げたことを思う、放課後の下駄箱前。
高校2年の夏、とりあえず僕は終わった。
悲しいのか、寂しいのかよく分からない感情を背負いながら僕は帰り道をただまっすぐ歩いて行った。
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