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俺は酒乱なのだろうか。しっかり眠った俺と対象に、クリス様の目の下は隈が出来ていたし、少しやつれていた。
どんな嫌な酔い方をしたのだろう。まさか一晩中ゲロゲロと吐瀉して、クリス様を辟易させたのだろうか。
それについてクリス様からは一言もなかった。俺も聞けなかった。
「結婚式まで、風呂も一人で入ってくれ」
そっけなく簡単な口付けだけして、クリス様は仕事へいってしまった。
俺は、何をしたのかわからず、悩みに頭を抱えながら、クリス様に申し訳ないことをしたと反省した。
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