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ものすごく長い時間揺れていた感じがしましたが、恐らく何十秒かの出来事であったのでしょう。
やっと揺れが治り
でもまだ、何がどうしたんだ?と途方に暮れていた時に
「バタン。ドタドタっ!」
と物凄い勢いで誰か家に入ってきました。
お母さんです。
家の近くで働いておりましたので、すぐ駆けつける事は出来たのでしょうが、
あの勢い。きっと仕事の人には誰にも言う間もなく、とにかく子供達が心配で、とっさに母は仕事場から走り出してきたのでしょう。
だって、メチャメチャ来るの早かったもん。
「大丈夫っ?!怪我してない?!」
「うん、大丈夫っ!」
母の顔を見て
「ああ地震は終わったのね」と一安心しました。
今みたいに余震がくるとか、知識がありませんでしたので、母は安心して仕事に戻って行きました。
その後、今考えてみると余震も記憶にないので大丈夫でしたが
恐らくまた余震が来たら、また物凄い勢いで母は家に戻って来たに違いありません(笑)
今だから思うのですが
お姉ちゃんの育児。
子供達を母もとっても心配していたのだと思います。
だけれど働かないといけない。でも心配。
その気持ちがとても良くわかる出来事でした。
だって物凄い勢いで帰ってきたもんねっ(笑)
~余談~
兄はその頃祖父の家にいて、地震がおきました。祖父がストーブを消そうと思ってかがんだのを身を伏せたと勘違いし、一緒にかがんで身を伏せたらしいです(笑)。
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