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次は連馨寺。街の中心部にあり、子育呑龍上人の寺として親しまれる浄土宗の大寺。本堂の右手に福禄寿神像を祀る間がある。外からも拝顔可能だそうだ。桜の古木も多く、休憩に最適な寺院だ。
境内には子育て地蔵や真っ赤や体を撫でれば痛みに効くと言われるドデカイおびんづる様も安置されている。
連馨寺の境内を通り抜け、木戸を真っ直ぐに行けば菓子屋横丁脇の道にに出る。
その先を左に折れて、川の手前わ左に曲がると見立寺だ。1558永禄元年開山の浄土宗の寺。すぐ近くに観光客で賑わう菓子屋横丁があるが、至って静かな環境だ。本堂の右手前に布袋尊像を祀る小堂があり扉の間から手を上に持ち上げているユーモラスなポーズの尊像を拝見出来る。
次は妙昌寺。七福神最後の寺だ。
此処には唯一の女神の弁財天が祀れている。
見立寺を西へ向かうと丁字路がある。右は新河岸川方面、左は駅方向だ。
其処を左に行って、二つ目の交差点を右に曲がる。次の角を曲がった場所にあるのが妙昌寺だ。
1375永和元年開創の日蓮宗の古刹で、江戸時代に市街から現在の地に移った。本堂の左に回り込んだ場所に弁財天を祀る弁天堂がある。
この尊像は古くから祀られている石状のものに線で刻まれた繊細な像だと言われ、残念ながら目では確認出来ないらしい。
「それじゃ、もう1つの弁天様へ行く?」
先輩が言った。
「えっ、あるの?」
「丁度帰り道だから……」
先輩はそう言ったら早いか、本川越駅を目指して歩き出した。
本川越駅の手前に先輩の言う神社はあった。今此処にはサッカーの守護神と言うべきシンボルマークの八咫烏のレリーフが飾ってあることも教えてくれた。
和歌山県にある熊野神社に了解してもらってからの製作となったそうだ。
去年は一年のほぼ真ん中にあたる6月の終わりには、茅の輪も登場したようだ。その頃参拝することを真ん中詣りと言うそうだ。夏越の祓いとも言うらしい。そしてお目当ての銭洗い弁天も確かにあった。
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