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左手を下腹部に伸ばす。ゆるいパンツの上から膨れた場所を包む。
「ぅあ!」
力を籠めると、掌の中でぐじゅと水っぽい感触があった。一史がまた、忙しない息をする。
「全部見せろ。俺のものにするから。」
「ひ、あ!」
引き摺り下ろした下着の中でまた勃ち上がり始めた中心がべったりと濡れている。粘液をまぶして、露出した先端を撫でる。
「あ、はると、さん!晴人さん!それっ!!」
腰が逃げようともがく。押さえつけて局部を撫で回す。
「ア、ア、、出るっ、出る、から、駄目!はるとさん!ダメ!」
少し弄っただけで膨らんで赤み帯びた乳首に歯を立てる。一史の胸が押し付けられる。
「ア、ア、ア!ひぐぅっっ!!」
噛み付いた瞬間に先端を弄っていた親指が水圧に押し上げられた。指の隙間から飛沫いて手が、服が濡れる。相当量の噴出に飛沫の掛かった自分の手を見、一史の顔を見た。朱に染まった目元、水に浸かった瞳が呆気にとられている。驚愕に震えて、羞恥して逸らされる。
シャツの腹が濡れていた。左手の手首までびしょびしょに濡れて手を上げると手首を伝い、肘から垂れた体液が一史の腹に落ちた。そこもまた、濡れていて、また滴りそうになった蜜を舌で拭った。
手首から、肘まで伝った分まで舌で拭った。一史のモノだと思ったら余すことなく、自分の物にしたくなる。
「晴人、さん……」
首筋に赤い傷。滲んだ血の色。舌で撫でて、鎖骨へ下る。膨れた右の突起を口に含む。舌でなぶると飴玉みたいに揺れた。
「ン……」
噛み殺した喘ぎを聞きたい。下から突き上げてくる心音を俺のものにしたい。
「ア!」
噛みついて、吸い上げる。濡れた舌で押し潰すと芯が肉に沈む。しこった細やかな豆粒を肉に埋めたままで上下にねぶる。前歯で引っ掻ける度、捉えたままの手首が震える。剥き出しの茎がまた膨らむ。
「ァ、んっんっ」
唇を噛むだけじゃ抑えきれない吐息が漏れていた。足がもぞもぞ動いてるのが判る。臍の窪みに溜まったままの体液を指に絡めた。さらさらしていて、到底潤滑にはならなそうだった。
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