アサカハムハムの憂鬱

6/9
前へ
/9ページ
次へ
「ところでカイザー、その後ろにある立派な花束と、その横にあるポリバケツは何?」 カイザーの後ろには色とりどりの綺麗な大きな花束。 部屋の隅にはいつもはない青いポリバケツがある。 「ん?これか?……これは我が愛しのハニー。haorin(ハオリン)へのbirthdayプレゼントだ」 「サラ、誕生日に花束もらったことないよ!!」 つかさずサラが頬を膨らませてる。 ……キミには何人ハニーがいるんだい? 「カイザーには全国各地にたくさん愛人がいますよ」 「うわ!びっくりした!あれ?ボク声に出てた?」 「……いいえ、顔に書いてました。」 ももさん、ボクそんなに解りやすいかな? 「あのバケツはhaoriさんへのbirthdayプレゼントのバケツプリンだよー」 「え!あれ75リットルバケツだよ!?それ全部プリンなの?」 「うん!愛情たっぷりのプリンケーキ!」 「愛情っていうより一種の嫌がらせじゃ?」 「……なんで?」 ミズキンダが本気で首を傾げてる。 「『なんで?』って聞くことに『なんで?』って聞きたいよ!」 「まあまあ、サラメンコもパンダちゃんも頑張って作ってたし」 ……うん、二人に悪気はないんだろうけど……。 ってか、ローさん見てたなら止めろよ。 こうなりゃヤケだ! ボクは知らないからね!? そんなこんなで飛行物体でそのままhaoriさんの元へ!
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加