アサカハムハムの憂鬱

8/9
前へ
/9ページ
次へ
「ふふふ♪」 「何笑っとんのじゃボケぇ!!」 「ハムハムとhaoriしゃん、喜んでくれたな~って」 ……え?ボクの話? 「……ああ、それでご機嫌なんだね。そうだね~、二人とも喜んでくれてたね~」 確かに気持ちはすごく嬉しかったけど。 ボクは知っている。 ……あの75リットルバケツプリンを見たhaoriしゃんの笑顔はひきつっていたよ。 「ねー、サラメンコさんや」 「畏まってなんだい?ミズキンダさん。……アータのそういう時は録でもないんですけど。」 うん、ボクも同感だ。 「そろそろ白状したらどうだい?」 「……何を?」 「サラの誕生日って6月のいつよ?」 あ、ボクも気になってたんだよなー。 「……言わない」 「いーじゃん!バディのワテにだけこっそり教えてよ!誰にも言わないからさ!」 ……ボクいるんだけど。 ポクポク ゆっくりと歩いていたサラが足を止めた。 「ミズキンダ、ちょっと下向いてみ?」 「ん?」
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加