あらすじ

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あらすじ

 20X0年代の地球。  意想外にも、放射能汚染にさらされることを回避した惑星内生物は、それまでと同様いち早く変化に順応し、平穏な日々を送っていた。  星そのものが死星となりうる危険性のあった2010年代後半、誰の脳裡にも一度は浮かんだであろうWorld War3は、結局起きなかった。 起こせなかった(・・・・・・・)と表現したほうがしっくりくるかもしれない。  その理由は、生物界にもたらされた4度に渡る“変動”にあった。  第一の変動(The 1st. Shift(ザ・ファースト・シフト))は、著しい環境破壊の代償ともいうべき異常気象および、数多の自然災害を指す。  第二の変動(The 2nd. Shift(ザ・セカンド・シフト))は、その第二段階としての大陸移動や結合、小島群の海没、新島隆起など、地形の著しい変化を指す。
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