LAUZEN 

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本部へ戻り 事の経緯と全ての映像を提出した 「お手柄だ、B290822隊員、SSSランクとの面会を許可する」 SSSランク 国家機密ロイド大統領補佐と官僚のロイド個体の 終結するSSSエリアシステムに誘導され 眩いエリアへと移動した アーチ型の入り口を抜け モナが憧れていた場所へと足を踏み入れる 美しいフォルムの建造物と 穏やかに流れる時間 指示通り立ち止まると 音もなく上昇する そして、大きな扉が見える通路へと到着した そこは、見たことの無い広い空間の中で 必要がない程の長いテーブルの両サイドには、 官僚ロイドが数体着席している 正面のロイド最高幹部が椅子の背もたれに体を委ね ぼくを直視した 「君が提出した映像を確認した、解析中だ B290822隊員、 君は唯一現場からの生還ロイド個体だ 経歴と映像を確認しておおよその検討はついている 君には、我々ロイド個体と何らかの違いがあるのだろう 黙認・・・というところだな」 黙認・・・Zってバレてる? どうしよう 「そこでだ、君に今回は特別任務と それに伴う特別予算とプライベートルームを与える」 「・・・は、はい・・・特別任務とは、」 「LAUZEN実態の調査を命じる」 「はっ!」 「それから・・・宇宙連邦局へ協力を要請したが 何かを隠蔽しようとしているようだ、 未だ宇宙連邦局の実態と所在が確認できない それは、こちらで秘密裏に調査中だ これは極秘任務だ、部隊編成は君に任せる 方法は厭わ無い、くれぐれも危機管理を怠るな」 「了解しました!」
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