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SSSエリアシステムが誘導と同時に、
特別予算や概要が流れてきた
案内されたプライベートルームは
今までのプライベートカプセルとは比べ物にならない程の
広さと設備を備えている
「すごーい!」
ゲストプライベートカプセルも10個体分完備されている
部隊編成って、Zや深海ネットワークのこともバレてるのかな・・・
「そうだ、ラジに会おう!」
ラジに現在地と今までの経緯を送信しながら
散策も兼ねて、SSSエリアの階下へと移動した
チュンチュン
人工的に作られた森に鳥や昆虫という生物を確認
「本物なの? 初めて近くで見たよ、これが生命体」
空には、眩しい恒星が確認できる
この惑星を2つの衛星が周回していて、
重力が空気を維持させている
あの2つの衛星は人工的な物なのかな
一つの太陽と2つの月
空が青い、水が透き通っていて、
「なんて綺麗なんだろう」
すると、あちらから右半身に別の擬態を装着しているロイドがやって来た
「ジロ!」
「君がラジ? 右のカラダどうしたの?」
「ああ、ジロには言ってなかったよね、
おいらは、SSSランクに所属していたんだけれど、
事故に巻き込まれて降格中さ
全て自分でカスタムした
そしたらZ回路付ききだったってわけさ
そして、深海ネットワークで君たちに出会えた」
「そうだったんだ」
「SSSエリアに来るのは、久しぶりだよ」
「じゃあラジ、久しぶりのSSSの仕事だ! 部隊編成を手伝って!」
「ああ! もちろんさ! それから頼まれていた・・・」
「ジロ!」
聞き覚えのある声が聞こえる
辺りを見渡しても確認できない
「ジロ! ここだよ!」
足元で聞こえる声にフォーカスすると
「・・・モナ? なの?」
「何もない所から、ラジが復旧させてくれたんだよ!
凄いでしょ!」
ANIMALロイドの可愛い猫擬態がぼくを見つめている
「ありがとうラジ! 君はなんだってできるんだ!」
「ラジは、凄腕のエンジニアだよ!」
ラジが、恥ずかしがっている
「しーっ!」
ラジの声で、音に集中すると
チュンチュン
鳥たちがやって来た
「必ず、守ってあげるからね」
ぼくたちの任務が始まった
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