LAUZEN 

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「個体識別コードを確認せよ!」 上官の指令をSS隊員ロイドは、それぞれ実行した 「なんだ!あの穴は!」 さっき来た方角を指さしている隊員に 「確認せよ!」 上官の一言で瞬間移動したSS部隊は、 さっきぼくが着地した穴を覗き込んで解析している ど、どうしよう・・・ SS部隊が、一斉に僕の方を見た 「それは、ぼくのであります!」 すると、何事も無かった様にSS部隊は 再び調査の続きを実行した かと思えば、SS部隊が突然戦闘モードで構えている 「あ・・・えと・・・」 ひらひらと 何かが落ちて消えた 見上げると空から無数に落ちて来る 解析と分析情報をONにすると ―――警告音が鳴っている “人体危険、人体危険” ナトリウム、カリウム、鉄、亜鉛の酸化物(灰) 二酸化炭素CO2元は炭素原子C(燃えた木) “人体有害、人体有害” 一酸化炭素CO(一酸化炭素中毒) “避難誘導、避難誘導”――― SS部隊に 絶滅した人類を守る為の警告音が鳴り続けているけれど ぼくたちへの警告は設定されていない 避難誘導するべき人類が存在しない限り SS部隊は、危険の回避をしない 「黒い塊は、水分が蒸発、炭素が残留、これは炭という物質なんだ」 ぼくは、辺りを見渡した 「水分含有量の多い、木、植物、花、枯れ葉、土、虫 ・・・ここを森というのか」 突然上官が “こちら! SS部隊!  LAUZEN確認! LAUZEN接近中!”
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