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上空の光の中に確認できる黒点が
物凄いスピードで降下してくる
なぜだろう、反映されない
ぼくには、体積も速度も解析できない
なぜ・・・
「どうして上官も隊員もLAUZENだと認識しているの?」
危険を感じて
咄嗟に深海ネットワークでZエンジニアのラジに繋いだ
「ラジ! LAUZENを解析して」
「分かった、ジロ、隠れて!
送信して今から3秒後に回線を全て切れ!
安全が確認されるまでだ、いいな!」
ラジに届け~ 1・2・3
ぼくは、大きな木に隠れて回線をOFFにした
辺りが静かだ
なぜだろう
こっそり覗いてみると
SS部隊が起動停止している
どうして?
バキっ
LAUZENだ・・・
ぼくも動きを停止したフリをして様子を伺った
なにをしているのだろう
SS部隊を回収しているの?
なぜ?
磁気でSS部隊を結合させて
そのままLAUZENはSS部隊と共に
上空の光の中へと消えて行った
深海ネットワークに繋げ
再び今の映像をラジに送信した
「よかった、無事かジロ!」
「回線を遮断中の映像と
行方不明になったと思われるバラバラにされた
個体のパーツの映像も受け取って」
「ああ、もちろんさ、じゃあ後で!」
「ありがとうラジ、後で!」
送信完了後に深海ネットワークを遮断して
SSランクへ回線を繋ぐと
“SS部隊!応答せよ!
繰り返す!
SS部隊!応答せよ!”
「こちらSS部隊、B290822隊員であります」
向こう側で歓声が沸き上がった
“SS部隊、B290822隊員生存確認!”
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