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座卓の天板にスーパーの買い物袋を置くと、私はがさごそと音を立てて手を突っ込み、中のものを取り出した。リンゴが出てきた。硬くて、赤かった。次にバナナが出てきた。黄色くて、柔らかかった。次にキャベツが出てきた。緑色で、丸かった。最後に缶詰めが出てきた。銀色に光っているが、ラベルは何も張っていなかった。スチールの側面に、にじんで引き伸ばされた私の顔が映っていた。試しに笑ってみると、なんだか、昔のSF映画に出てきた巨体の異星人のようであった。私はすべてを机に並べた。どうしたものかと思った。食べたらいいのか、飾っておいたらいいのか。
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