第1話「吼えろ!野獣の力」

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鷹士「・・・奈海?」 銀髪ではない、青い髪の少女がいた。 少年は、それを見て意識が現実に戻される。 奈海「あーびっくりした。どうしたのよーじ。ひどくうなされてたみたいだけど……?」 鷹士「……大丈夫。わりぃ、変な夢見てた。」 奈海「夢?それってどんな夢。」 鷹士「えーっと……。」 起き上がって、そのままさっきの夢を思い出そうとする。 だが。 鷹士「―――あれ。思い出せない。」 奈海「―――何よそれ。」 少女は、ずっこけた。 鷹士「で、お前はなんでここに?」 奈海「え、あれ、なんでだっけ。」 今度は、少年の方がずっこけた。 鷹士「おいおい、そりゃねーぜ。」 美晴「まぁいいじゃないの。」 鷹士「良くねーよって母さん!?」 そんな中、少年、剣崎鷹士の部屋に、母親である美晴と……。 美晴「奈海ちゃんもおはよー。朝から通い妻?」 奈海「え、あ、あの、その!?」 彼女は、望月奈海。 鷹士の幼馴染で、彼の部屋には窓を伝って侵入した様子。 そんな奈海に美晴が、 美晴「せっかくだから朝ご飯食べていきなさい。なんならよーちゃんも食べてく?」 凄いことをさらっと。 奈海「え、え、え!?!」 奈海、顔真っ赤。     
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