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ーは?
遊佐が死んだ?
なんで・・なんで遊佐が死ななくちゃいけないんだ・・・・
なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんでなんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで!!
なんでなんだよ!!!
「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
泣きながら叫びながら顔をぐちゃぐちゃにして走った。
走って、走って走り続けた。
遊佐の死から逃げる様に、雨の中ただひたすらに走り続ける。
何処かわからない初めて来た公園で止まる。
体はびしょびしょに濡れ、ズボンの裾は跳ね返った泥でドロドロだった。
人に見せられる様な格好では無いが生憎公園には誰一人いない。
孤独だ・・・・・・
これ程の孤独感を味わったのは初めてだ。
心にぽっかり穴が空いた状態とはこのことを言うのだろう、今でも隣に遊佐がいて
ー大丈夫?遊?
と言ってくれる様な気がする。
病院の後継のことで揉めたが、基本は仲良し兄妹だった。
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