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「今の太陽の位置から考えて…アロンに着いたらまずは泊まる所を決めて、次は“ギルド”で仲間になりそうな人を探しましょう。」
「賛成、暗くなる前に決めた方が良いと思う…しかし本当に大丈夫だよねコレ？行ったら…モンスターだ！殺せ！逃げろ！助けてー！…なんて事にならないよね巫女様？」
目的地が見えたので希望に満ちた顔で今後の予定を考えるルルに対して、ボンは不安げに額にある紋章をコツコツと音を鳴らしながらつつく
「大丈夫です！その“守護獣盟約”の紋章がある限り、ボンさんは襲われたりしませんよ。私も村で“守護獣”と一緒に旅をしてる“冒険者”や商人の方を何度も見たことありますから。」
前に出て右手の甲、そこにボンの額にあるのと同じ紋章を見せルルは得意気に胸を張る
「…じゃあ、堂々と行きますか。」
その姿にどこか安心した様子でボンは前を向き、彼女の後をついて行く
………ではその間に、魔王退治の勧誘から約３時間、彼らに何があったかを見てみよう
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