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ソレは全身が醜く腐り、皮膚は一部が青、緑、黒等に不気味に変色し、所々服と共に肉が裂けて骨が見え、おそらく男性としか判別できない顔に不釣り合いなギラギラした黄ばんだ眼を生きている者だけに向けている
「あアあぁぁァァぁ…!」
そして立ち塞がるボンが邪魔だと、腕を広げて威嚇する様に呻き声を上げる
「森の奥とは言え、こんな所に“ゾンビ”が…!?」
「どうする?巫女様、戦うか逃げるか、俺はそれに合わせるよ。」
…なんて、格好つけたは良いけどやっぱ怖えぇな…でも何でだろ?コイツにも負ける気がしないんだよな
ボンはゾンビから眼を離さず、ルルに耳打ちする…内心は見た目にビビりながらも、ゴブリンの時と同じ負ける気がしない不思議な感覚に自信を貰い、何時でも行動も行える様に構える
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