リッチな魔法は用法用量を守れない

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「分かりました。それでは魔力と魔法について、私が知ってる限りボンさんに教えます!」 「あぁ、お願いするよ。」 ………それからルルが説明した内容は纏めるとこの様になった 魔力は基本的に生命体なら質や量の個体差はあるが保有している物であり、基本“7属性”に他は全て“特殊属性”として分類される 基本属性は“火属性”“水属性”“風属性”“土属性”“雷属性”“光属性”そして、ボンの使える闇属性の7つであり 特殊属性は上記の属性以外全てでルルの使う聖属性がその一つ また、魔力は基本的には一人一種類だが、複数の属性の魔力を持つ者も居る 次に魔法は魔力を集中させて強いイメージを持って使う事で、それは自己強化や武器の威力を増幅させたり、不定形な魔力に明確な形を与えたりするのは勿論、使用者によって千差万別、変幻自在に変わる物となる その理由にこの世界で魔法とは自ら考えイメージし、製作して使用する…つまり個々人のオリジナル魔法が主流であり、同じ名前でも見た目も効果も、果ては属性さえ違う事がある また魔法を使う際に主に効力の増幅、イメージの補強、魔法の使用を安定させるのに必要となる詠唱だが、基本的にオリジナル魔法なので当然オリジナル詠唱が使われる。詠唱の長さは長い方が効力が強い魔法になりやすいが、それが良いとは限らない 詠唱を破棄しても魔法は使えるが、繊細な魔力コントロールと明確なイメージを要求されるため、使うとしても使い慣れた簡単な形の魔法が殆どである 最後に魔法を使う際にイメージする内容が明確なほど魔法のキレ――発動する時間や威力、質が上昇すると言う
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