リッチな魔法は用法用量を守れない

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「おおぉう!?」 手鏡を貸して貰い初めて今の自分の顔を確認したボンは、骨なのはともかく眼の所に青い光が灯り、更に鏡で反射してうっすらと青くなった顔を見て驚きの声を上げる 怖っ!?今の俺の顔こんなんなの!?…あぁ、いや落ち着け、落ち着け…とりあえずさっき見れなかった他の所も確認して… しばらく先程は見れなかった部分を手鏡を使って確認した後、礼を言ってボンはルルに返す 「あの、急にどうしたんですかボンさん?」 「…本当は早く出発した方が良いのは分かってるんだけど、さっきの話を聞いてから俺も魔法が使いたくて。自分勝手なお願いだが、魔法の練習をしたいんだ、頼むよ巫女様この通りだ。」 魔法の話が終わった後の一連の行動に疑問に思ったルルが理由を聞くと、ボンは自分も魔法を使いたくなった事を伝えて頭を下げる 「そういう事でしたか、それなら私も微力ながら協力しますよ。私達に、は………あっ。」 そんなボンにルルは微笑んで協力する事を宣言して…自分の右手の甲を見て止まった 「巫女様、あっ、って何!?」
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