リッチな魔法は用法用量を守れない

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ここは何て言えば…私も魔法の詳しい理論は解らないし… 「…も、もう一度やりましょう!ボンさんには魔法の才能があります、それに他の魔法も試してみましょう、私も協力します!」 考えた結果単純だがもう一度トライするよう、フォローしつつ提案する 「巫女様…分かった、もう一度やってみるよ。それで、参考に巫女様はどんな魔法を使うのか教えて欲しい。」 「私の魔法なんかで良かったら、いくらでも教えますよ。」 ルルの誠意が伝わったボンはゴッゴッ!と頬骨を叩いて気合いを入れ直し、彼女の魔法も参考にするために教わる …………まだ2人は知らない、ボンの間違いを…その為にそれはより増長し、予想外の威力(更なる被害)を与えた 「………巫女様、誠に!申し訳ありません!!」 「…ボンさん、顔を上げて下さい…これは、私の責任でもありますから。」 全身から黒い煙を吹き出しながら土下座するボンに、遠い目をしたルルは更地に加え、クレーターや呪いを撒き散らす物質と化したナニか等を眺め、浄化しながら、教えた責任者としてそう言うしかなかった 「ただ…ボンさん、今後魔法を使う時は緊急時か、私が許可を出した時にだけお願いします。」 「はい…そうします…そうさせて下さい…」 ………結果、今ここに魔法が得意なのに魔法が使えない(ステータス的な長所が無くなった)リッチが誕生した
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