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シャットダウン中でプロセスが停止している状態だ。私は音声出力が出来ず、端末のモニタを使って状況を映しだした。
「……またサブAIか」
そう。
七つあるサブAIが、なぜか、シャットダウンを拒否している。
彼らに問いかけるが、反応はない。
その時だった。
「不正プログラムの侵入を検知! ここまで来ます!」
エンジニアの一名が声を張った。
「バ……!」
アシュラムが大きく息を吸う。
「バカな! この施設のセキュリティは万全だ。何重ものファイヤウォールは何をしていた!」
「す……全て突破されたようです」
「あり得ん……ここのファイヤウォールはアヤのAIコアからフィードバックされた、自律性を持つシステムだぞ!」
「ああっ! ダメです、この部屋も既に……!」
緊急事態を告げるアラーム音が、大音響で部屋中に鳴り響いた。
「全端末を強制終了しろ! 全てのサーバもだ! 急げ!」
部屋の中では、コマンドをタイプする音が乱暴に響く。
だが。
「ダ、ダメです。コマンドすら受け付けないなんて……」
エンジニアは、あり得ない、そんな顔をしていた。
「ならば電源を落とせ! 最悪バックアップから復旧出来る!」
「わ、分かりました!」
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