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彼女は、やっぱり完璧だった
後日談
彼女によれば僕が彼女の事が好きなのは、バレていたらしい
「私の周りの女子に私の事を聞いたのが間違えだ」
っと言われた
彼女の情報を得る為に頼ったのは、彼女と親しい女子だった
個人的には、それとなく聞いていたつもりが
バレていたらしい
「あまりにも私の事についての質問が多いし
顔がニヤニヤしたいたらしいよ」
自分が理想とする
かっこいいポーカーフェイスのサラリーマンは、
夢の彼方に散った
彼女の周りの女子に彼女の事が好きなのがバレ
そのまま彼女に伝わったらしい
「そのリサーチ力を仕事にまわしたら成績上位になれるんじゃない?」
ごもっともで彼女以外にそこまでの情熱をそそいだ事がないし
自分でも頑張ったと思える程、努力した
同じ容量を仕事にそそいだらいいとこまでいけたかもしれない
女友に僕が好きだという事を聞くまで
僕の事は、友達としか思っていなかったらしい
好きだという事を聞いてから気になりはじめたらしい
「会う度に私好みに変えてきてくれて毎回、吹きそうになっちゃったでも、努力してくれてこんなに想ってくれる人
もぉ現れないかもって考えると好きになってた」
彼女に手の内がバレていたのは、恥ずかしいが
恋の歯止めが止められなかったという点は素直に嬉しかった
「告白された日ね。本当は、いつも通りに会話をするつもりで行ったんだけど
まさか、あんなに熱弁されるなんて予想もしてなかった」
今、思い出しても顔があつくなるのがわかる
「けど・・・完璧じゃない私を完璧だ!って
手が届かないんだって
お互いに両想いなのにお互いに追手の一歩が踏み出せない
この心の距離がうまれって思って手を握ってみたんだ」
彼女は、少し恥ずかしそうにうつむいて
「いつも通りを装ってたけど汗ばんでないかな、好きって事バレたらどうしよって
色々考えちゃった
いつまでも平然は、保てないから仕事を理由に切り上げた」
彼女のがんばりがなかったら彼女の温もりをしることができなかったし
彼女の身近さに気づけなかった
何より今、僕と彼女の指に指輪が光ることもなかっただろう
「さっ!みんなが待ってる!早くいこ!!」
純白のウエディングドレスでも走りだしそうな彼女の姿を見ながら
今日も僕は、確信する
彼女には、敵わない
彼女は、僕にとっての最高に完璧な女性なのだ
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