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第3話「ビカリットバンバラバン線」
僕は侵略者の『お鞭のシュガー』を殺した。
何て快感なんだ。たまらなく打ち震えた。
“殺人欲求”が満たされる。
それがこんなにも『素晴らしいモノ』だったとは…!!
そして他のロボットを見据えた。
さぁ…。どうするんだい?
アンタ等のお仲間の『お鞭のシュガー』を殺したぞ?
どう出る?どう出る侵略者の機械人類さん達よぅ??
ギ
ロ
リ
!
僕は数十体は居るロボット達をにらみつけた。
こいつ等を殺すのも…悪くない。
せっかく味わったこの快感を…。
もっともっとと味わいたいからだ。
そんな中、ロボの1人がこう言い放つ。
「オンリーくん…だったね。」
「見事な棒さばきだった。」
「まさか『お鞭のシュガー』がやられるとは思わなかったよ。」
「私は『長のティモテー』。まずは君のその戦闘力を称賛したい。」
僕はこう言う。
「一見紳士だが、アンタ等何をしたか解っているのか?」
「いきなりやってきて、いきなり進化と言う名の虐殺だぜ??」
「人類愛が深い方じゃあないけどさ。」
「アンタ等を殺そうって気持ちが強く湧いてきているんだ…ッ。」
「そこんトコ理解して欲しいね。長のティモテー。」
ティモテー。
「ハッハッハ。嫌われたモノだね。」
「だがね、オンリーくん。君は下等と思っている生物…。」
「そう。豚とか牛とかにだ。」
「そんな生物に対して、真っ当に話し合おうと思うかな?」
「私は、君が『機械人類』に進化した優れた存在と認めるから、こう話している。」
「まずは、それを解って欲しいね。」
僕。
「そう言う上から目線が許せないんだッ。」
「絶対に自分が上と思っている、その態度…ッ。」
「何様かと思えて怒りを覚えてならないッ!!」
ティモテー。
「まぁ、落ち着きたまえ。」
「君なら待遇を良くしてやっても構わない。」
「優れた戦士なのだからね。」
僕。
「平行線だよ。ティモテー。」
「今、僕は『頭がフットーしそう』なんだ。」
ティモテー。
「では仕方ない…。」
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