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ビィタァン!
ビィタァン!!
よくしなった鞭が、
僕の体に打ち据えられる!!
「ッ…!!」
僕は不快感を覚えた。
鞭でもって打ち据えられる。
その屈辱的な行動で腹が立つのもある。
し
か
し
!
それ以上にだ!!
コイツ…。
僕が反撃すると思ってないのか?
そう思うと怒りを覚えてならなかったッ。
ロボは…!!
「ムフン♪ムフフン♪」
「そぉーれ、愛の鞭だよ、ムフフフフン♪」
と上機嫌で鞭を打ち据えてくる。
それを見てると…。
僕はアンタを殺るよ?
そう思えてならなかったんだ…ッ。
そ
う
僕が人間であった時。
ずっとずっと殺したいって気持ちを押さえ付けて生きて来た。
それが発露されて機械人類とやらに進化した。
今の僕は善悪と言う、かしゃく無しに、
ためらい一つ持たず、殺す事が出来る…!!
だから僕は…!!
アイツと同じ事をしてやると決めた…ッ!!
それは…!!
こ う や っ て ! !
ギ
ュ
オ
!
僕の手の平からバットが生えてきて!!
ガ
シ
!
端から端まで出切ったトコで、
取っ手を掴んだ。
そ
し
て
!
僕はこう言い放つ!!
「THE BAT(棒状鋼鉄の憎いヤツ!!)」
そして僕は…!!
ギ
ロ
リ
!
と、ロボをにらみつけた。
さぁ。殺すか。
そう思っていた矢先…!
ッ
ッ
鞭が止まる。
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