第2話「何て気持ちが良いんだろう…。」

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ビィタァン! ビィタァン!! よくしなった鞭が、 僕の体に打ち据えられる!! 「ッ…!!」 僕は不快感を覚えた。 鞭でもって打ち据えられる。 その屈辱的な行動で腹が立つのもある。   し   か   し   ! それ以上にだ!! コイツ…。 僕が反撃すると思ってないのか? そう思うと怒りを覚えてならなかったッ。 ロボは…!! 「ムフン♪ムフフン♪」 「そぉーれ、愛の鞭だよ、ムフフフフン♪」 と上機嫌で鞭を打ち据えてくる。 それを見てると…。 僕はアンタを殺るよ? そう思えてならなかったんだ…ッ。   そ   う 僕が人間であった時。 ずっとずっと殺したいって気持ちを押さえ付けて生きて来た。 それが発露されて機械人類とやらに進化した。 今の僕は善悪と言う、かしゃく無しに、 ためらい一つ持たず、殺す事が出来る…!! だから僕は…!! アイツと同じ事をしてやると決めた…ッ!! それは…!! こ う や っ て ! !   ギ   ュ   オ   ! 僕の手の平からバットが生えてきて!!   ガ   シ   ! 端から端まで出切ったトコで、 取っ手を掴んだ。   そ   し   て   ! 僕はこう言い放つ!! 「THE BAT(棒状鋼鉄の憎いヤツ!!)」 そして僕は…!!   ギ   ロ   リ   ! と、ロボをにらみつけた。 さぁ。殺すか。 そう思っていた矢先…!   ッ   ッ 鞭が止まる。
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