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よっぽどイカしたネタだという自身があるらしい。
まあ、いいか。これで俺は晴れて自由だ。しばらくは適当にいろんなところを見て回ろう。
「ありがとう、こんな無茶聞いてもらっちゃって」
「ホント、失血死寸前の出血大サービスよ」
そのまま俺は天使に背を向けて去ろうと思った。
あ、そうだ。
「天使様。あんたの名前を聞いてなかった」
天使は俺の言葉にちょっと驚くと俯いて「シャルミナ」と言った。
「ありがとう、シャルミナ」
俺はシャルミナの名前を口に出してお礼を言うと、夜空へと飛び立った。
「あ」
後ろからシャルミナの声が聞こえた。
「あんたの死体、二ヶ月前に火葬されてるからね~~~~~!」
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