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と満面の笑みを浮かべて俺を見た。
照れ臭そうで嬉しそうで得意そうで何より幸せそうな笑顔に俺はすぐに頷いた。
「最高の伴侶だと思う! 朱雀も白虎も最高だよ!」
二人が伴侶だという事に俺はかなり安心していた。
男同士で伴侶。俺とルナと同じ立場の人達が目の前にいるっていうのは、無条件で心強かった。
「確かに最高だけどな、お前が言っちゃダメ~」
めちゃくちゃ嬉しそうな声なのは白虎を褒められたからか? 俺もルナが褒められたら嬉しいし。
「そうですね。深海さんが言っちゃダメです。貴方と和子も最高の伴侶になるんですから、他の伴侶を簡単に最高なんて言っちゃ和子が拗ねます」
「そうなのか?」
「そうです。この人と一緒になる事が最高の幸せだと魂が決めて寄り添うんですからね? 自分達が最高だと思えばそれで良いんです」
「最高同士がくっついて一緒にいるんだから言わなくて良いんだよ。それにお前、今は和子と離れてるだろ? 一人の時にんな事言ったら、他の伴侶が羨ましいっつー事になるだろうが? お前、和子とより那智……じゃなかった白虎と伴侶になりてぇか?」
とんでもない。
ルナとじゃなきゃムリだ。
「あ! 俺、今二人の名前聞いちゃったけど、良いの!?」
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