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腕の中から、あり得ない二本のすらっとした腕が伸びて、首に回された。振り解こうにも予想外に強い力にパニックになりそうだ。
「な、何? え? ルナは!? てか誰? どこから入った!?」
ふっと絡んだ腕の力が抜けた。
見下ろすと、青味がかった長い黒髪をした金色の目をした美少年がいた。
全裸で。
「ルナだよ? ルナだってば!」
初対面の美少年は泣きじゃくりながら自分がルナだと言い張った。
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