そのひと言

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なのに私は、 アパートの前に自転車で待っていたあなたの冷えた胸に頭を寄せて、深い安らぎの中、心の声を吐き出した。 「あなたがいい。 ーーあなたじゃなきゃイヤダ」 きらびやかな沢山の出会いは、あなたへの確信に導いた。 だから今、そのひと言は詮索しないであげる。 でも眠った後、頬っぺを思いっきりつねってやる!
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