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「何だ、その目。キモイんだよ。」
「近づくな、呪われるぞ。」
「朱目の悪魔死ねっ!」
一人の少年が銃口を向ける。
「やめろっ」
その声も虚しく弾丸は胸を射抜いた。
はずだった……。
もやがかかる視界には見知らぬ天井が映っいる。
射たれたはずの俺がなぜか目を覚ました。
なんでかって? それは俺にも分からない。
真っ暗な道を一人、とぼとぼと歩く。
次第に眼が慣れた俺の視界に一筋の光が差し込む。
なぜか俺は踏みとどまった。
光は俺の敵、いじめっ子達はみんなに慕われて
俺は影に追いやられるから。
でも、俺は奥歯をかみしめて、ゆっくりと足を進める。木で造られた角ばった外国製と思わしきドアを力いっぱい引く。
あなたは転生を信じる? 信じない?
もう一度、同じ自分で人生を歩み出せるなんて
普通は信じないよね、でも……
これを見て同じ事言えるのかな?
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