第一章「Hello, MELROID」

2/2
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ
署内に警報が鳴り響く。ユウト、アキヒロ、ケンの三人は警備隊の戦闘スーツを装備し現場へ急行する。今回のターゲットは介護施設の入居者に対してケガを負わせたとされる介護施設所属のMELROID1体であった。現場に向かいつつもユウトは不平をもらすが、アキヒロに「仕事だから仕方ない」と諭される。やがてターゲットと遭遇。ターゲットは弁明を試みるもケンに破壊されてしまう。ユウトは破壊されたMELROIDに妙な機器が取り付けられているのを確認する。残骸の回収を終えて、本部に戻るとユウトは長官から呼び出しを食らう。瓦ヶ崎長官に、自分はこの仕事に向いていないと言われてしまう。自宅に戻り、ユウトは自身が保有するMELROID「ゲンジ」に仕事を辞めようかと相談する。するとゲンジは、ユウトとMELROIDの開発者であるユウトの父(故人)との約束「ロボットと人が幸せに暮らせる世界をつくりたい」を思い出させ、悩み続けて自分が後悔しない選択をすればよいと助言する。次の日、大規模なMELROIDの暴走が発生する。人手不足で仕方なく、ユウトたちは3手に別れ、暴動の鎮圧にあたる。暴走するMELROIDを発見し、ユウトはゲンジの言葉、そして父との約束を再び思い出し、父の設計が間違っていないことを証明するとの決意を固め、自身の仕事を全うすることを決め、暴走MELROIDのコアを貫く。機能停止したMELROIDには昨日ユウトが目にした妙な機器がまたも取り付けられていた。本部に戻り、ほかの暴走MELROIDからも同様の機器が発見されたため、ユウトはこの機器の分析を始める。すると、中からMELROIDを一時出来に暴走させるウイルスプログラムが検出される。ユウトは誰かがが意図的にMELROIDを暴走させているのではないかと推測し、これを長官に報告する。長官は、ユウトたちにプログラムの製造元の調査を命ずる。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!