第四章

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「さて、中国の空域を抜けました。これでロボットたちからの攻撃は完全になくなるはずです」 「そっか」 「……アカリ様?」 「……私、いろんなところを見たい。見るだけじゃなくて、感じたい。さっきみたいに話したいし、空気を吸いたいし、いろいろしたい」 「はい」 「それで、絶対に答えを出す。答えを出して、実行する」 「はい」 「私ひとりじゃ無理かもしれない。でもやらなきゃいけない。だから、ゴロー。手伝い、お願いできるかな?」 「ええ、もちろんですとも。喜んで引き受けます」 「よかった! それじゃあ、とりあえず中東諸国に行ってみよっか!」 「了解しました」
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