第二章

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「まんまー」 「ご飯?」 「ままー」 「あらあら、嬉しいわ。ママだなんて」 「こんにちはー。元気にしてますか?」 「ぱぱー」 「…………○×△■※%$#&!?」 「あっはっは! これはたまげました。バグが出ているようですが、大丈夫ですか?」 「え、ええ。何とか持ち直しました。……この呼び方は?」 「つい先日、家族物の絵本を読み聞かせましたら、何でも適当に呼ぶようになったんです」 「訂正を適宜いれていかないと、間違った学習をするのでは?」 「ええ。そのあたりは当然心得ております。まあ、パパに関しては、面白いのでそのままでいいでしょう」 「そ、それはちょっと」 「ぱぱー?」 「…………」 「あらあら、今度は頭から湯気が出始めましたね。……これは流石に大変ですね。おーい、大丈夫ですかー? KYM-1205さーん?」
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