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主婦だって 寄生虫みたいなものさね
ランボー
朝おきてから 夜中まで
こうして暇なく 動いていても
古雑巾のように 老いた亭主を
なおこづき回し 稼ぎをねだる
夢みるものは 絹ずれの音
匂いのきつい 化粧品
若い男の しとねやら
あげく糧のない 詩作にうつつ
ねえランボー
主婦だって 思ってみれば
かなり やばい商売かも知れない
母性の上に あぐらをかいて
被害者きどりで 加害者にもなれる 女という その鈍重な生き物
ねえランボー
所詮わたしも 女のはしくれ
詩人なんかを きどってみても
言葉は なんでしょ
パンにも満たない
赤子の笑顔
朝つゆの ひとしずくにも
朝からこうして 暇なく
働いていても
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