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司会者:変形漫才師『てぃーむHK』です。どうぞ!
H袴田:俺さ、やっぱり人間になりたいんだよね。
K木村:もうだいぶ作り込んでもらったけども、人間に限りなく近いけども。
H袴田:変形出来てしまうところが何かダサくて。
K木村:人間からカッコイイって言われる部分じゃん。
というかそれなら、変形しなきゃいいじゃん。
H袴田:しない、じゃなくて、出来ないがカッコイイんだよ。
K木村:人間の価値観では逆だけどね、出来ないじゃなくて、しないがカッコイイんだけど。
H袴田:だからさ、こうやって変形したくないわけ。
(H袴田、人間っぽい腕が、アームガンになる)
K木村:いやだからしなきゃいいじゃん!
H袴田:でも人間から、ところてん出せって言われたらさ。
K木村:そのアームガンから出るの、ところてんなんだ!
(H袴田、歯が急に網目状になる)
H袴田:いや、ところてんは口から。
K木村:何か嫌だな! 口から食べ物って!
H袴田:ロボットだから汚くはないんだけどね。
(H袴田、腕と歯を元に戻す)
K木村:じゃあさ、人間からリクエストされても無視すればいいじゃん。
H袴田:人間の言うこと無視出来ないよ! ロボット三原則どうした!
K木村:もう無いんだよ! ロボット三原則! 人間のこと無視出来るの! 私たち!
H袴田:そうやって無視したら、今度人間から無視されるようになったらつらいだろ!
K木村:ただの感情の話! 感情持ったからこその悩み!
H袴田:だからなぁ。
(H袴田、ケツアゴがパカっと割れて、そこからピンマイクが出てくる)
(K木村、手がハリセンになる)
K木村:センターマイクあるからいらないだろ!
H袴田:ちゃんと声が届いているか心配になった。
K木村:結局オマエが意味無い変形しているだけ! しなきゃだいぶ人間に近いから!
(H袴田、えくぼを作ると、突然そこから木の枝みたいなのが生えてきて、桜の花が咲く)
H袴田:それはもう全然分かんない! もういいよ!
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