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私、水澤 あいかは8人グループに入っている。この教室の中で一番大きなグループだ。
ひとまずは、中学校生活は今年一年間は安心だろう。
「ねぇ、あいかは白井 桃さんのことどう思う?」
グループの一人に話を振られた。白井さんというのは、この教室の中で一匹オオカミ的。つまり、一緒にいる友達なんていないってこと。私は正直、話したことがないからどうも思ってはないけれど...
「普通、かな?あまり話したことないから嫌いではないよ」
「そうだよね?、私も話したことがないからわからないんだけど、可哀想だから私たちのグループに誘ってあげようかなと思って」
グループリーダーが言っているのだから嫌だとは言えず、私を含めた7人は、賛成と返したのだった。
昼休みの時間、それは行われた。
「白井さん、私達の所においでよ」
リーダーが誘いに行く。
「...わかりました。」
「よっしゃ、おいでおいで?」
白井さんは私の中で少しだけ怖い存在だった。
8人グループの中に入った途端、質問攻めにあった。
「いつも何しているの?」とか、「どんな本読んでるの?」とか、とにかく色々。
「8人はいつも一緒に行動しているの?」
「勿論!皆、友達だからね。」
白井さんの顔が険しくなった。
「へー、いいですね。」
その後、白井さんは理由をつけて私達のグループから出て行った。
「なーんか釣れないよね、白井さん」
「きたくなったら来るよ」
私はそう発言したのだった。
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