メルヘンな彼女

3/3
前へ
/27ページ
次へ
「そうだなー、私が魔女だったらまずは君の心を見てみたいかな。ほんの少しだけ」  それはもうさっきやっていた。 「それで、君に私を本気で好きにさせて、ずっと一緒に居てもらいたいかな。今のところはそのくらい」  彼女は何の気なしに呟いて、またココアに夢中だ。  それも、もう とっくの昔にやられている。きっと僕はこの子を嫌いになんてなれないだろう。  魔法が使えているところを見ると、この子は実は魔女なんじゃないかとすら思えてきた。 *END*
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加