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――ユウイチ、ドピュ二郎、エイコの3人はラウンジに行くと防災シャッターが閉まっていた。
「ドピュ二郎が遠隔操作で閉めたのか?」
『犯人を逃がさないためにね。規制線の代わりだよ』
「他に被害者が出たらどうする?」
『多分、大丈夫』
「不安しかない」
『第一発見者はラウンジのマスターだよ』
3人がラウンジに入ると、二十歳前後の女性が倒れていた。胸から血を流して。血溜まりがラウンジのカーペットに染み込んでいる。
「胸を一突き。防御創がないな。知り合いの犯行? 不意討ちか。傷口が細長く、少し焼け焦げてる……凶器はレーザーカッターかな」
「叔父さん、そのアイドルは死んでるの?」
「生の死体を見るのは……初めてだろうな」
「うん」
ピピピピ。ドピュ二郎が防犯カメラの映像を洗い始めた。
『高速演算処理した結果、死体が発見されてラウンジ内に残ってるのが2人。シャッターを閉める前に出ていったのが多分、1人だよ』
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