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「いきなり実戦でダイブマニューバを使ってみせたのか?」  「一か八か、訓練はしていましたので。援軍が間に合うかどうかわからない状況で、落とせないにしてもあれをあの空域にとどめ、その上で生き残るにはそれしか無いと判断しました」  「なるほど」  一体、何を・・・?  「少尉、私は君に素質があると感じている、わが中隊に入る気は有るか?」  以外も以外、だった。俺が?ついさっき初めて実戦を経験した俺が?そんな・・・そうだベルンはどうなんだ。基本騎乗者は二人一組、思考で騎体を操縦する関係上基本変えることはないはず。  「ベルンカステル少尉なら君の判断に任せる、とのことだ。彼女の方が先に検査が終わったので先に聞いた。すまない。」  司令が口を挟む。  「もしこの話を断っても今回の件で処罰されることはない。少佐が君を、君たちを将来有望だと言ってね。」  「あまり、好きではないが権力というものを使った。色々人脈やら、人の弱みやらに強いのでな。後は君次第だ、どうする?」  もうわけがわからなかった、何から何まで出来過ぎだ、しかしチャンスだ。アクトレスに入ることができれば今まで以上に騎乗する時間も増えるし、様々なことを学べるはずだ。だが・・・俺は・・・
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