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おい!
男なのにあきほとかホントに男かよ!?
変な名前!!
あきほちゃーーーん
あっっ!!
また、あきほをいじめて!!
あきほを泣かす奴は、私が許さない!!
げっっ!!まりんが来た!!
狂暴まりんだ!!逃げろ!!
物心ついた時からいつも一緒にいた
幼少期の途中からあきほという女の子ぽい名前がいじめられる切っ掛けとなった
あきほは、秋に生まれ
あきほの親には、すすきが揺らめく広い風景が金色の海に見えたそうだ
すすきの金色に負けない輝きで壮大な人生という海を渡ってほしい
っという思いを込めて『明帆ーあきほ』と名付けられた
私の名前の由来は、両親共、マリンスポーツが好きで夏の海で出会い、夏の海で恋をして夏に私が生まれた事から『夏海ーまりん』と名付けられた
明帆は、壮大な海原に出る前に船にものれないぐらい弱気な草食系で
私は、可愛らしい名前と裏腹に猿山のボスバリの男らしい幼少期を過ごした
小学中学と上がっても私たちは、性格は変わることはなかった
うちの親は、本人主義で私の男勝りな所を個性といい
アウトドアでアグレッシブな親からしたら一緒に走りまわれる娘は、
理想的な娘だったらしい
男勝りだから男友達は、多かったが女友達も多かった
中学に入学する前から少しずつ身長は、伸び
気づけば女子にしては、高身長で170に届く勢いだった
思春期の女の子は、大人に憧れ私の身長を羨ましがった
放課後は、女友達に手を引かれショッピングへと連れ出された
服屋によっては着せ替え人形の様に色々着せられて
女の子というものを伝授された
男遊びしか知らなかった私としては、新鮮で自分が女なのだという事を
知る機会にもなった
それから少しづつ制服以外のスカートも履く様になった
もちろん女子会に混じって明帆もいた
彼は、小柄でその風貌から私についてくる柴犬的ポジションを確立していた
ある意味では、明帆はうまいこと波にのれたのかもしれない
私は、成長期とゆうこともあり女性らしい体に成長していった
水着が似合う女の子になれたのでは、ないだろうか?
気づけば私たちは、高校生になっていた
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