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●タイトル
浮かない宙
●概要
人類が宇宙に旅立ち残された地球。残されたのはデブリとアンドロイドだけ。残されたモノと言えども価値がないわけではない。残された想いをもって再び姿を現した人間と向かい合う。
●世界観
未来の地球。宇宙開発が激化しつつも歯止めがかからなくなり、主要な地球資源はほぼ全てスペースデブリとして空に浮かぶことになった。
アンドロイドたちだけ生きる世界となっている。
アンドロイドはデブリを回収して、次の回収のためのパーツに使用する以外は地球に還元している。
人類は宇宙においてはいくつかの星に移住したが、資源は地球ほどではなく、資源の低下や戦争により、寿命は縮まる一方。
アンドロイドのルールは
1.地球資源を再生し、多くの生命が暮らせる世界を構築する。
2.人間の意図を汲み積極的に助けること。ただし1則と並立しない場合3則を用いること。
3.平和的解決を模索する。そのルールは過去の人間が残した善性について考察された知識・文献を参照すること。
一般的なロボット三原則ではないのは、ここのアンドロイドが活動するときには人間はもういなくなっているから。
そして揺らぎが多い原則であることで、時々に応じて結論が異なることで人間の活動に似せている。
過去の科学者は地球に大ダメージを与え、見捨てるしかなかった自分たちの行動を悔いており、それを償う気持ちでアンドロイドの原則を策定しており、創造者たる人間に絶対服従することよりも、大義の為に生きるように願って作られている。
ブラックボックスによる解析は人間にしかできないため、同じ個体は今まで作られない。教育に近い手法をとっている。
そのため同じアンドロイドはできあがらず、非常に個性豊かなアンドロイドが生まれ、人間に近い。
デブリの回収方法は導電性テザーにより電磁波と地球の地磁気から生まれるローレンツ力を使い、デブリの運動方向を変えるという実際に計画されいる回収方法を元にしたもの。作中では運動力を落としこともできるとしている。
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