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●あらすじ
地球の外気圏。スペースデブリが大量に漂っている。
その中をロボットが移動し、ワイヤーと電磁波を発する球体を発射し電磁場を発生させて。スペースデブリ(宇宙ゴミ)を減速し回収する。
回収を終えたロボットは地球に戻り、デブリをリサイクルする作業に回す。
見上げる空はデブリが多すぎて太陽光線が遮られて暗い。また地表は大穴だらけだ。地球の資材の多くはデブリとなった。デブリの層により宇宙に旅立った人類を阻んでいる。過去の人間の想いを果たしたいことをアーフィスとガロン所長は話す。
2人は自分たちが回収してきたデブリを分解して新しい機器に作り替えるミィリアを見つける。
工作が得意なミィリアはデブリの海を渡るのを楽にする機器を作り出した。出来上がった機器を起動させるとSOSを受信する。
サインは地球のどこかではない。地球外からのサインということは人間に違いないとガロン所長は思い至る。
アーフィスとミィリアがロボットに乗り込み外気圏へと移動するとデブリの海に突撃しようとしている宇宙船が見つかる。デブリ回収システムを使いデブリの軌道を変えて宇宙船をフォローするが、船はデブリを回避できず撃沈される。
ミィリアが身を挺してスピードを緩めつつ、アーフィスが船内に移動し救助作戦を敢行する。
ただ1人、ステンだけ救助することに成功するが、残りは船体ば崩壊してしまい、救助は叶わなかった。
なんとか救助できたステンに今までの流れを話していると、アーフィスは身を挺して大怪我をしたミィリアが治療を断念せざるを得ないことを聞かされる。ステンはミィリアが人間ではないことに驚く。アーフィスから聞かされた話や身を挺した救助行動はアンドロイドらしからぬ行動だったためだ。
アーフィスは不思議な顔をして、地球には人間はおらずアンドロイドが支えていることを明らかにする。
ミィリアの身体は壊れたがデブリと同じく別のアンドロイドとして生まれ変わるだろうから悲しくない。というアーフィスにステンはブラックボックスはないのかと尋ねる。
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