概要

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 情報や記憶を残すブラックボックスは存在するが、それをロードする権限を持つのは人間だけ。アンドロイドにはできない。  ステンはその権限を実行できる。ステンはガロン所長に許可を得てブラックボックスを解析し、別の身体でミィリアを再現した。  しかし人間は同じようにはできない。一人ぼっちになったステンを労り、アーフィスとミィリアは黙とうをささげる。  アンドロイドが黙とうを捧げる意味があるのかとステンが問うと、アーフィスはその想いを汲み、自分たちの行動に取り入れるのが黙とうだという。  ステンとガロン所長の会話。  人間達は資源のなくなった地球を捨てて他の星へと移住したがトラブルが多発し、数百年は安泰とみられていた資源も消費しつくしているとのこと。また移住は一つの星だけではなく複数の星にわかれており、その星同士でも争いが始まっている。ステンは攻撃を受けてこちらにSOSを出しながら漂流しかけていた、とステンが話す。  ガロンは地球の復興のため残ってほしいと伝えつつ、宇宙船を建造して帰るまでなら協力することで決着する。  アーフィスとミィリアは喜んで宇宙船建造のための資材を集めるが、やはり資材が少ない。解決の糸口はデブリの浮かぶ空にある。  微細なデブリでは宇宙船建造には行きつかないため、ミィリアは壊れた人工衛星、多段ロケットで切り離された推進剤などの大物を狙うことにするが、それは大量のデブリが周遊する墓場軌道に入らないといけない。  墓場軌道へ行こうとするアーフィスとミィリアの行動は危険すぎるため却下される。 出撃許可がおりないことに不服のミィリア。ステンは同じ原則を持つはずのアンドロイドでも意見が違うことに驚くので、ガロンが原則を説明する。  しかし墓場軌道にいけないことに悩むミィリアにアーフィスがアンドロイドの賛同に従うばかりでは原則行動を果たせないこともあると話す。それを可能にするのはステンによる言葉が必要だった。  ステンの慎重に選ばれた言葉から、アーフィスとミィリアは決定を覆してロボットを動かし墓場軌道へ。ステンは地球からサポートをする。
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