後日談 夫恋(つまごい)

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「俺はちゃんと帰ってくるから」  加納が困ったように笑って言う。その表情に、一抹の陰りが見えた気がした。 「じゃあ留守番してる。早く帰ってきて」  一秋は折れることにした。加納の言う通り、今の自分は買い物に行くのも大変だ。そして夜は、ゆっくり加納と愛し合いたい。  一秋はまたソファに仰向けになった寝た。加納が額にキスを落としてくれる。 「もう少し寝てろよ」  その通りにしようと思う。一秋は浅く頷いて、目を閉じた。
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