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「寝ちゃったね」
「あぁ」
「たくさん食べていましたからね」
「それ、チトセさんのせいじゃね?」
コハクたちが用意した食材をあらかた食べた頃、聖は眠気におそわれていた。
コハクたちはそんな聖を居間に寝かせて、縁側へ腰掛けていた。
「それにしてもよかったよー、梅も桜もこうやってみんなと一緒に楽しめて」
「あぁ、チカラが漲った気がするよ」
「心の充実は大事ですからね」
「陽気を蓄えられて良かった」
時折強い春の風を受け止めるようにみんな目を閉じる。
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