25人が本棚に入れています
本棚に追加
そうか、魔力0判定だから、それ気にしてたら魔法の授業が全部受けられない。
魔法色彩理論なんて不完全なもの、誰が開発したのかしら?」
「アレマ人でも良いわ。
明度がマイナスの者を勧誘して、マウハリの魔法の一部を教えて、光の教団と光魔法使いに対抗できないかしら?
とりあえずベンヤミン・アクスだっけ?」
「軍に目を付けられたのは不味かったわね。
国境警備隊の聴取の時は、身内を守れたのが誇らしくて、つい本当の事言ってしまったわ。
幼かった。
この学校にいる時は軍に監視されてるとおもわなきゃ。」
「リンデン王国は周辺諸国と比べると軍事的に劣勢ね。
生身で大砲並の破壊力がある火魔法使いは垂涎の的。
ああ、本当になんであんなことしちゃったんだろ。」
「まあ良いわ。
いつまでも落ち込んでられない。
とにかく何とか情報収集するのと、勧誘ね。
頑張らなきゃ。」
アリシアは立ち上がると校舎に向かって走っていった。
最初のコメントを投稿しよう!