光の教団

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そうか、魔力0判定だから、それ気にしてたら魔法の授業が全部受けられない。 魔法色彩理論なんて不完全なもの、誰が開発したのかしら?」 「アレマ人でも良いわ。 明度がマイナスの者を勧誘して、マウハリの魔法の一部を教えて、光の教団と光魔法使いに対抗できないかしら? とりあえずベンヤミン・アクスだっけ?」 「軍に目を付けられたのは不味かったわね。 国境警備隊の聴取の時は、身内を守れたのが誇らしくて、つい本当の事言ってしまったわ。 幼かった。 この学校にいる時は軍に監視されてるとおもわなきゃ。」 「リンデン王国は周辺諸国と比べると軍事的に劣勢ね。 生身で大砲並の破壊力がある火魔法使いは垂涎の的。 ああ、本当になんであんなことしちゃったんだろ。」 「まあ良いわ。 いつまでも落ち込んでられない。 とにかく何とか情報収集するのと、勧誘ね。 頑張らなきゃ。」 アリシアは立ち上がると校舎に向かって走っていった。
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