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ベンヤミン・アクスはアリシア・アルバの黒い瞳で見つめられてドキッとした。
「ベンヤミン」
とアリシアは再度ささやいた。
ベンヤミンは何かくらっとしたが、首を振ると元に戻った。
「いい天気だからと言って授業をサボるのは良くないと思いますよ、アリシア・アルバ。」
と返した。
アリシアはビックリしたように瞳を大きく開いて、演習している生徒の方に顔を向けると
「そうかもね。落第は避けたいわね、ベンヤミン・アクス。」
と答えた。
アリシアは考えた。
ベンヤミン・アクスは抵抗した。
彼は才能があるに違いない。
どうにか出来ないか良く作戦を練ろう。
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