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但しテロリストあるいはその志望者で無い場合もありうる。
その場合、軍に勧誘することを願う。」
三枚目以降はアリシア・アルバの経歴に関する再調査結果であった。
「アリシア・アルバ:郷士のカール・カペルとその妻マリー・カペルの間に生まれる。
両親ともアレマ人とされるが、アリシア・アルバはマウハリ人の身体的特徴を持つ。
カール・カペルはマリー・カペルの不倫を疑い、マリー・カペル死亡後にアリシア・アルバを実子でないとして家から追放した。
マリー・カペルはその出自の追跡が困難であるが、アリシア・アルバにマウハリ人としての教育を施しているのを奉公人に何度も目撃されており、マリー・カペル自身が融和派マウハリ人社会の出身と思われる。
教育の内容から純血派マウハリ人社会から分離した世代はそれほど以前ではなく、おそらくマリー・カペルの祖父母の一人ないし二人が純血派マウハリ人社会の出身であったと推定する。
このことから、アリシア・アルバが不倫の子であるとするのは冤罪である可能性が高い。
二世代以上の努力によりアレマ人社会に入り込んだマリー・カペルが、わざわざマウハリ人の身体的特徴を持つ相手と関係を持つ理由が無い。
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